☕ 食事を大量注文?!サモア系友人との出会いで気づいた大切なこと🤝🇦🇺🌏️

暮らし

おはようございます😊☕☀️

オーストラリアの派遣保育士、カーリーです!

突然ですが、みなさん「サモア」という国がどこにあるかパッと答えられますか?

今回は、「サモア」の文化を持つ友達が初めてできた!文化の違いに戸惑った!初めて会ったのにそんな気がしないくらい仲良くなれた!
そんなお話です👩🏻👩🏻🇼🇸🇯🇵💕


🌴出会いは派遣先の園

サモア系オーストラリア人のシンティアと出会ったのは、先週の派遣先の園でした。同じ派遣会社から来ていて、終業時間が同じで、家が同じ方向だったので一緒に帰ることに。

お互いの家族の話、仕事の話、どこの国出身か、などなど、話が尽きず、乗り換えの駅で「連絡先聞きたいけど、初めて会ったばかりなのに聞くのは微妙かなぁ」などと名残惜しく思っていた私。

すると「ねぇ、晩ごはん行かない?」と彼女から!笑
もちろん「うんうん!行こう!」と二つ返事をしました。



🌴大食い?!食べ切れるのか不安になる量注文

彼女は行きつけのお店があると言って、中華系の牛肉麺店に案内してくれました。そして、手慣れた様子で、

牛肉麺x1、白ごはんx1、ドーナツx3、ラムの串焼きx2 を次々と注文。

私が「これ2人分?」と聞くと、彼女は「あとはあなたは好きなの、とりあえずあなたの分の牛肉麺選びなよ」と言ってきて、どうやらそれは彼女の“1人分”か、私にオススメしたいグルメのよう。

まだ5:00pmになるかならないかくらいだし、前日まで風邪を引いて仕事を休んでいて食欲が戻っていなかったこともあり、一番オーソドックスな牛肉麺を注文。彼女が支払いをしてくれました。

「次(の場所か次回)は私ね!」と言いながら席に着きました。



🌴果たして彼女は大食いなのか…?!

次々と運ばれてくるお料理。どうやら彼女は私とシェアする気らしく、どれもおいしそうだけど、今の自分の食欲ではこの半分は食べられないなぁ〜彼女はおなかペコペコなのかなぁ〜?楽しくおしゃべりしながらも、食事の減りも気になる私。しかも私、ラム肉苦手…!



🌴そんな時ハプニングが!

彼女がラムの串焼きを2/3くらい食べたところでお皿に置いていたところ、横を通り過ぎた店員さんがそのラムの長い串に当たってしまい、ラムは串ごと床に落ちてしまいました。彼女は店員さんに、「いいよいいよ、もうお腹いっぱいになってきて食べられないし」と言っていたのだけど、店員さんが「さっきはごめんね」と言って煮卵を持ってきてくれたのです…!

「私、煮卵食べれないから、あなた食べていいからね」と言って私に差し出してくるシンティア。笑

まだ牛肉麺をすすっている私の前に並べられたのは、煮卵、手つかずのお茶碗一杯分の白ごはん、ラムの串焼きx1、ドーナツx2…

私が「こんなに食べ切れないよ!」と言うと、「無理して食べなくていいよ、残したらいいじゃん!」と言ってくるシンティア。

食べ物は粗末にしたくない、残すのはもったいない、出されたものは食べるという習慣の私は、内心「あーこの人のこと大好きだけど、食べ物に対する感覚は合わないかも💦」と思いながら、牛肉麺を食べ切り、自分のお弁当箱に残り物を詰めたのでした。

※ラムは食べてみたら、調理の仕方がいいのか、おいしく食べられる!ということで、その場で2/3くらい食べました🙏🏻
(食わず嫌いはしないこと。これも学びです)

中華系の店で、“ドーナツ”と呼ばれていたデザート🍩揚げパンに練乳を付けて食べる。初めて食べたけど、おいしかった😋



🌴タイレストランでお茶🫖

二人で「飲み物飲みたいねぇ〜」と言いながら店を出て、風邪が完全に治っていない私は「温かいお茶が飲みたいなぁ〜」と言っていると、タイレストランに案内してくれました。

お茶だけ注文して(私がお会計)、席に着くと、メニューを見ながらデザートを注文しようとしているシンティア。自分はすでに2つ選んだようで、私は何を食べるのか聞いてくるので、「私はお腹いっぱいだよー」と答えたけれど、選ばないと収まらない雰囲気を察し、一番軽そうなタピオカのデザートを選びました。オーダーすると、彼女の注文したかったケーキは売り切れということで、選び直し…。

メニューを見ながら、「ねぇ、ドリアン食べたことある?」と聞いてくるシンティア。「いや、ないよ」と答えると、「私もない。試してみない?!」と言ってきたのです。


🌴初ドリアンでワイワイ😆😆

私のタピオカと、彼女のもう1つのデザートである黒もち米のデザートが先に来て、おいしく食べ比べなどしていると、そこへついにやってきたドリアンのデザート…!

見た目は、マンゴー🥭 

香りは、ココナッツミルクに浸かっているのもあってココナッツ風?🥥風邪ひいているせいもあるのか…?

味は……
「3.2.1」で同時に口に入れてみると、、、

二人で「…?!???」となり。

結論は、「玉ねぎみたい」🧅

「“好きな人は好き”っていうの、分かるような分からないような。私は好きじゃないけど😂」
で一致。笑

ちなみに、食感も、マンゴーみたいな、オニオンスープに入っている玉ねぎみたいな…感じでした🫢

そして、デザートを食べながら、お互いの国の話をし、日本語を教えたり、サモアの言葉を教わったりしました。

タイレストランで、人生初ドリアンのデザート!!🧅 (ちなみに生温かい。笑)



🌴サモアとは

正式名称: サモア独立国
南太平洋(オセアニア)に位置し、7つの小島からなる国家。首都はアピア。
ポリネシア系の住民と文化である。

[参照 Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A2%E3%82%A2]

私は何となくこの辺りかな?と見当はついたけれど、Google mapsで調べてしまいました🌏️

地図で見ると、日付変更線の近くにあって、世界で一番早く日付が変わる国であることが分かりました。

あとは、暖かい南の島のイメージ。
モアナみたいな世界?
自分でパッと思いつくのはそれくらいだったけど、シンティアから教えてもらって、たくさんのことを知ることができました。

サモア語について、サモアの人々について、家族の概念について、スポーツや文化について。

逆に、シンティアは日本のことをたくさん知っていたし、話しながらもGoogle検索して学んでくれていました。

簡単な言葉を学び合っていると、私に「日本語教える仕事したら?」と言ってくれたので、私も「シンティアもサモア語教えたら?」と言うと、「日本みたいにみんなが知ってる国じゃないから需要ないもん」との答え。

そうか、日本って、世界中196カ国ある中で、名前も、ある程度の場所や観光地なども世界の人々に知られている、数少ない国々のうちの1つなんだよなということに改めて気付かされました。

まだ木曜日で、次の日の仕事もあるため、帰途に。帰ってからはその日撮った写真やメッセージを送り、また会う約束をしました😊😊


🌴サモアをもっと知りたい

私もサモアについて、せめてシンティアが日本を知ってくれているレベルまで知れたらいいなと思い、帰ってからもGoogle検索して自分なりに学んでいました。

お相撲さんを輩出した国。サモア人は日本人と同じモンゴロイドという人類の人種区分である。などなど、興味深い内容もたくさんありました。

そして、ずっと気にかかっていた「食事のマナー」についても調べてみることに。

中国のどこかの地方では、「来客時には、食事を食べ切れないほど出すのが礼儀」というのがあったことを思い出して、シンティアとの食事ももしかしたらそういった面があったのかもしれないと思ったのです(デザート3つ分のお会計も、レジのところで奪い合いになったけどカードをかざすタイミングが合わず、負けてしまいました)。

シンティアは背は高いけど体は大きくないし、結果大食いでもなかった。思い返すと、私に、自分のオススメの物を食べさせようとしてくれる心遣いのようなものを感じたからでした。


🌴サモア流おもてなしだった

サモア情報やいろいろな方のブログを辿っていると、やはりサモアでは「食べることをとても大切にしている」「来客が食べ切れないほどの食事を出すのがおもてなしの証」「余ったものは、ご近所さんや親戚に食べてもらう、犬や家畜のエサにする」とのこと。

あの大量の食事は、彼女から私へのおもてなしだったのだと確信しました。

食事を始める前、私は「いただきます」の説明をし、彼女も一緒に「イタダキマス」と言ってくれて、その後に一人で神様への祈りを捧げていました。
食べ物自体や食べられること、それまでに関わってくれた人々や工程に対する感謝の気持ちは変わらないのです。


🌴文化の違いに気づけてよかった!🇼🇸🇯🇵

「シンティアのこと好きだけど、一緒にごはん行くのは大変かも。」と思ってしまった私でしたが、話をしていて「食に対する感謝」が分からないようなタイプではないと感じたし、注文してくれた食事の量との違和感を感じ取ることができ、その違和感の正体を突き止めようとサモアの文化について調べてみることができた自分を少し誇りに思っています😊

ここはオーストラリアですが、「人種のサラダボウル」と言われる通り、さまざまな文化を持つ人々が暮らしています。私も日本の文化を持ちながら暮らす、そのうちの一人です。

見た目や雰囲気が自分とあまりにも違いすぎる人が相手だと、「きっと違う文化背景がある人だろう」とこちらの心の準備をし、違いに気がつくことも比較的容易で、その違いに敬いを持って接することができますが、今回のシンティアのように、自分に似た雰囲気の人が相手だと心の準備がなくて、違うことに対して「え?!」と戸惑うことになります。戸惑うことはいいのですが、相手のことを誤解してしまわないように、
その人を信じて、自分の“常識”を疑ってみることも必要だと感じた一件でした。

次回シンティアと食事に行くときは、私はなぜあの時、食事を残さないように一生懸命食べようとしていたのか、日本の食事マナーや、私の食事に対する想いについて伝えてみようと思っています。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊

よかったら、コメントもお待ちしています☕🌿

平和な、お茶🫖と黒もち米のデザート(上)とタピオカ(下)🇹🇭

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